満 エッセイ集

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先日、他の自主保育グループと合同で多摩川歩きをした。当番の大人も入れておよそ40人、ロケットだんからはモモカ(年長)とノア・アユム(年中)の3人が、和泉多摩川から兵庫島までを歩いた。
私は小さい組当番だったので、朝アユムを溝口まで送った後、小さい子3人を連れて車で兵庫島まで移動。11月とはいえ陽もさして暖かい。「モモカたち、向こうから歩いてくるよ。迎えに行く?」と聞くと、“歩くの嫌い”なタイヨウ(3歳)までが二つ返事でOK!リュックは置いて手ぶらで歩くことに。

途中、フウちゃん(年少)がテントウムシを見つけた。つかまえるのを手伝ってやると「ビニールちょうだい」。マサキ(年少)も欲しがったので渡そうとすると「ビニールに入れてよ!」。どうやら手で持つのはNG。虫が苦手なタイヨウまで、つられて「オレも〜」。でもビニールの中でテントウムシが動き回るのを見て「いらない…」。それを見て「フウちゃんが一番ね。だってテントウムシ手で持てるから」と誇らしげにフウちゃんが言った。

そのうちよその会の歩き組がやってきた。手を振るとニコニコ。その後もみんなを迎えながら歩いて、ようやくモモカたちを発見。「お〜い!」と言いながら走っていく小さい組。うれしそうな歩き組。第三京浜下あたりで白バイ隊の練習を見ていて遅くなったそうだ。

そこからの帰り道、タイヨウは「つかれた〜」と何度か座り込み、ゆっくりゆっくり戻ってきた。そういえばアユムも、少し前まで「つかれた〜抱っこ〜」だった。「早く歩けるようになってほしいよ」と思っていたけれど、最近はあの頃が懐かしく思えるくらい、「つかれた」は聞かなくなった。

機が熟せば、子どもたちは誰に言われなくても自分にとって必要なことを獲得していくように思う。でも大人はついつい子どものペースより少しずつ早く、何かできるようになることを望んでしまう。子どもが「やってみたい」と思うより前に、「やってごらん」と言ってしまう。待つのって案外むずかしい。

今まで待ち組だったノア・アユムが今日はモモカと歩き、小さい子たちに出迎えられた――。いつかタイヨウが「あんな風に歩いてみたい」と思うまで、ゆーっくり待っていたいと思う。

そら:自主保育ロケットだんメンバー。三児(4年・2年・年中)の母。












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